水沢なお より

22歳の詩人の日記

美大生のニューヨーク旅行記・四日目

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《四日目》

カフェで朝食

↓(地下鉄)

ホイットニー美術館

↓(徒歩)

チェルシーマーケット

↓(徒歩と地下鉄)

ストランド

↓(地下鉄)

ブロードウェイミュージカル(キンキーブーツ)

↓(地下鉄)

夕飯

 

  ついに、最終日!

 まずはカフェで朝食。ギリシャ風オムレツを食べました。オムレツの中に、ほうれん草とベーコンとトマトが混ぜ込んであるやつ。すっごく美味しかった!

 

 そしてホイットニー美術館へ。ホイットニー美術館はダウンタウンにあるチェルシー/ミートパッキングエリアにあります。ホイットニー美術館の最寄り駅で降りたのですが、地上に出た途端オシャレな風が吹いていました。陳腐な表現だけど、もうそうとしか言いようがない。赤いレンガとコンクリート、やや古めかしいロゴタイプの看板。雑貨屋でニューヨークを感じさせる小物が売っていても、へぇとしか思っていなかったのですが、それらが体言したかったのであろうニューヨークがここにはありました。でもやはりどこか殺伐としていました。ビーコンとは異なり、少々のヤンキー感が漂っていた。

 そこから少し迷子になりつつも、ホイットニー美術館へ到着!

 ホイットニー美術館には近現代のアメリカンアートがおおく収蔵されています。ちょうど企画展が準備中であまり展示数は多くなかったけれど、好きだ!と思った作品が多かったです。一番居心地が良かったかもしれない……(単純に時差ぼけもなくなってきて、元気だったからかな) あとクロークのお姉さんがものすごく優しかった。もうそれだけで泣きそうになってくる。

 美術にあまり関心がない方でも、ふらっと立ち寄ると気持ちのいい時間が過ごせるんじゃないかなと思った。2015年に新築された建物なので、内装もすごくきれいです。

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 そして、ホイットニー美術館の特徴としては、ルーフトップがあるということ。屋上から、チェルシーの街並みを一望することができます。それだけではなく、彫刻作品や、屋外型の展示作品も見ることができました。同じフロアに行けるかな?とおもったけれど、たどり着くことはできなかった。

 お土産にトートバッグを買って、ホイットニー美術館を後にします。

 

 次は、観光地として有名なチェルシーマーケットへ!

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 チェルシーマーケットでは、気になっていた「ansoropologie」という雑貨屋さんに行きました。どうしてもお皿が欲しくなって買ってしまい、手荷物でもって帰りました。今でも、なんだか緊張してしまって使っていない。飾ってもいない。せめて飾ろう。

 他には、お土産にキャンドルとリップバームなどを買いました。しかし、アメリカ以外の国に行ったことがないので比べようもないのですが、アメリカの梱包はすごく簡素ですね。日本が厳重なのかな? 化粧品とかでも、ビニールで梱包されていることはまず無かった。(誰でも簡単に商品を開け放題。日本におけるテスターと同じ状態)最初は少しびっくりしたけれど、慣れたらそっちのほうが買う方も楽かもなぁ、なんて思ったりもしました。その他、チェルシーマーケットで様々なお土産を購入。定番のブラウニーも買いました!

 

 そしてストランドへ。ストランドは日本でいうビレバンみたいな感じでしょうか……。本も雑貨もたくさんあって、天国だった。爆買いしました。特殊装丁の本や、欲しかった画家の画集などを購入。雑貨の中では、ヴィーナスの誕生の靴下がお気に入りです。これもまだ履いていないです。再びトートバッグも買いました。全面に漢字で「本」と書いてあります!これもまだ使っていない。おみやげとか、勿体なくてなかなか使えない性質です。そっちのほうが勿体ないよ!とよく言われます。

 

 そして、最後にブロードウェイ・ミュージカル「キンキーブーツ」を観劇!

 しかし気がついたら、荷物がかなり重たくなっていて、HPがかなり削られました。余裕のある日程だったはずなのに、劇場にたどり着く頃にはヘトヘトだった。本当に本当に楽しみにしていたんですが、やはり言葉を完全に理解することができず、置いて行かれました。寝ました。これは四日間の疲労が蓄積されていたからもあるのですが……。本当にすみません……。切ない思い出。周囲の観客がアハハ!と笑っているのに、なにがおもしろいのか理解できない瞬間がキツかった。でも、憧れだったブロードウェイ・ミュージカルはやはりギラギラしていて、歌もダンスも舞台美術もすべて素晴らしかった。

 

 以上で、観光はおしまい。スーパーで大量にスープとかケーキとかを買ったけれど、食べきれなかった〜やはりスーパーで売っているお惣菜は、そこまで美味しくなかったです。でも見た目はとっても美味しそうというか……トマトのリゾットときいて想像したそのままの味が来てくれたら最高なのに、そうはいかないというか。小さじ一杯ぶんくらい不味い。

 すごくへとへとだったけど、闇雲に楽しかったな~!もう帰りたくなくて辛かった。

 

 次の日の早朝、空港へ。

 空港では免税店を少し見たり、様々なことを話したり、すごく楽しかった記憶がある。この世界には、時間から切り離された空間が確かに存在していて、そしてその内側に自分たちがいるんだと確信していた。

 機内でぐっすり眠れたので楽だった。あまり記憶がない。夕食も何食べたかな。往路がものすごく辛かった分、ほんとうに一瞬に感じた。

 無事に日本に帰ってこれてよかったね~的な和やかな車内でしたが、その電車で、車内にクレジットカード付きの定期券を落として、終点まで取りに行くことになった。これはすごく私らしい出来事だと思いました。

 

《まとめ》

 本当に、まわりのみんなに助けられた旅でした。一人だったらどこにも行けていなかったかもしれないと思うくらいに……。みんなと行くことができて、本当に楽しくて嬉しかったです。本当にありがとう!

 改めて、たくさんの美術館、たくさんの美術作品に触れることができ、とても充実した日々でした。何故美術が好きなのか、惹きつけられるのか、あこがれなのか。もうずっと昔から美術が好きだったから、答えるのが難しいような気もする。美術と自分との関係も、ずっと同じというわけではなく、年々変化してゆくのを感じています。

 小学校の頃、私はMOMAメトロポリタン美術館も知らない少女だったけれど、その時の自分に自慢できる日々を過ごすことができたんじゃないかと思いました。もっともっと、たくさんの場所に足を運んで、たくさんの美しいものと出会いたいなぁ。本当に私はこの世の全てが知りたい。

ずいぶん長い時間がかかってしまいましたが、ニューヨーク旅行記は以上になります。ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!

美大生のニューヨーク旅行記・三日目

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《三日目》

セントラルステーション

↓(90分ほど)

ディア・ビーコン

↓(地下鉄と徒歩)

MOMA

↓(地下鉄と徒歩)

スリープノーモア(劇)

 ↓(地下鉄と徒歩)

ホテル

 

 この日は早起きして、ディア・ビーコンへ。ニューヨークからやや距離があるため、ガイドブックなどでもあまり紹介されていない美術館ですが、かなりオススメです。

 まずはセントラルステーションへ向います。ビーコンへゆくには、地下鉄ではなくメトロノース鉄道ハドソン線に乗らなければなりません。駅で往復の切符と美術館の入場券のセットチケットを購入し、時間に余裕を持って乗車。

 世界が一瞬真っ白になって、慌てて車窓に顔を近づけると、透明な水面の上を白い濃霧が漂っており、それは分厚い雲の上まで続いているのでした。ディア・ビーコンのあるビーコン駅はハドソン川沿いの小さな町です。そのため、道中の車窓からは川の景色が見えることが多い。

 その車内で、友達と「ハドソン川の奇跡」の話をした記憶がある。いや、一日目のタクシーだったかな。もう記憶が断片的になってきている。帰りの電車で、若者の声がやたらにうるさかったこととか、本当に着くのか不安だったこととか。電車と電車の連結部分に立ってみると、自分の足ではすぽっと入ってしまいそうなほど大きな隙間が空いていて、その穴から線路の様子がよく見えた。

 ビーコンは乾いて、殺伐としていて、いきものの気配がしないのに、常に自分の命を狙われているような、そんな緊張感があった。だとしたらもう既に私は死んでいる側の存在だなと思った。ガンシューティングゲームで、もうライフがないのに、それでも画面がどんどん前に進んでいるような気がした。私は、まだ日本国内のすべての土地を知っているわけではないけれど、日本の中にこのような場所はないだろうと感じた。

 ビーコン駅からは、迷うこと無くディア・ビーコンへたどり着くことができます。ディアビーコンは、ナビスコの工場を改装して作られた美術館。開館時間より前に着いたので、ベンチに座っておしゃべりしていました。前日がかなりのハードスケジュールだったこともあって、その朝の冷たく静謐な空気がきもちよかった。

 入場料を払い、中へ。

 館内はだだっ広く、自然光が大きな窓いっぱいに射し込んでくる。自分の歩く音がやかましく感じるほど静謐な空間に、突如として現れる作品たちは、えも言われぬプレッシャーを放っていた。身体の内側でのたうち回っていた意識は空間に溶け出してゆくようだった。私というものがどんどんと拡散されてゆき、それにつれ私が希薄になってゆく感覚はむしろ、自分というものの存在を際立たせた。

 私は普段、キャプションを読むタイプだったのですが、キャプションとかいらないかもな、と思いました。いらない、というのはちょっと暴論かもしれないけど、無くても伝わるし、感じ取ることは出来るな、と思いました。むしろ、キャプションばかり必死になって見てしまうこともなく、作品だけをここまで真摯に見つめたことなんて今まで無かったんじゃないかと思った。(そもそも、ビーコンはキャプションをすぐ目に入る場所に配置していない)

 ダン・フレイヴィンの作品などは、別のものをMOMAで見ることができましたが、この環境下で作品と触れ合えることに大きな意味があると思った。そしてロバート・スミッソンの作品が最高に素晴らしかった。

 ビーコン駅では、売店でリンゴジュースを買いました。初日のストロベリーレモネードの失敗から、もう冒険する心は失われていた。水か、果汁100%しか信頼できないというか、それしか味が予想できなかった。美味しくない食べ物よりも、美味しくない飲み物のほうが恐怖を感じる。

 

 そして、ビーコンを満喫した後にMOMAへ。次の舞台の開演時間が決まっていたので、ゆっくり見ることはできませんでした……!悔しいけど、でもまた絶対に来ようと思いました。本当に、1時間も居られなかったんじゃないかな……。

 やっぱりMOMAはあこがれの場所だった。しかし誰もが一度は画集や図録で目にしたことのある、世界的な名作が所蔵されすぎていて、本物を見た!という喜びはあったけれど新鮮な感覚が無いという、ちょっと不思議な体験だった。でもやっぱり、展示方法からなにから、見ごたえがありました。

 

 そして急いで、スリープノーモアの劇場へ。

 スリープノーモアは、廃ホテルを舞台にした参加型のショー。仮面を付け、アノニマスとしてホテルの中を自由に駆け巡ります。ニューヨークで何か舞台が見たいな、と思っていたとしたら、特別な事情がない限りスリープノーモアをオススメしたいです。個人的には事前情報無しの方が楽しめると思ったので、あまり下調べせずに行ったほうがいいかもしれないです。でも、「マクベス」をベースにした演劇だということは念頭に入れて置いたほうが楽しめるかも。私は以前、たまたまマクベスの舞台を見ていたのもあって、すごくすごく楽しむことができました。

 で、開場待ちをしているとき、列の傍を走り去る車からスタバのジュースを投げつけられて、コートがびしょ濡れにになってショックだった。何で!?て思った。今まで治安の悪さを感じたことがなかったけれど、さすがにちょっと怖いな、と思った。ティッシュでコートを拭くと、ピンク色に染まっていた。つまりそれはピンクのジュースだったということです。でも、それ以上に劇が楽しみだったのでそこまで落ち込むことはなかったです。

 

そしてホテルへ。ついに、最終日です。

 

メモ

【ディア・ビーコン】

・駅で、往復の切符と美術館の入場券のセットチケットが買えます。

・あまり混んでいなかったので、車内で朝ごはんを食べても許される雰囲気でした。

・私たちが乗った列車は、降りる人がいる駅を素通りしてしまう、というアクシデントがありました。ビーコン駅で停まってくれるのか不安になりましたが、停まってくれたのでかなり安心しました。

MOMA

・チケットを買った後、荷物を預けなければ展示室に入場できません。その列に20分~30分くらい待ったので、時間に余裕を持って行くといいかな、と感じました。

【スリープノーモア】

・WEBでチケットを購入しました(カード)。

 ・友人と行かれる方は、別行動したほうが良いです。後で、こんなシーンがあった!と語り合うのが楽しかったです。

美大生のニューヨーク旅行記・二日目

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《二日目》

朝食

↓(地下鉄)

ザ・ノグチ・ミュージアム

↓(タクシー)

ノイエ・ギャラリー

↓(徒歩)

グッゲンハイム美術館

↓(徒歩)

メトロポリタン美術館

↓(徒歩と地下鉄)

スーパーで買い物

 

 美術館、どこもとても良かったのですが、この日は一日中、時差ぼけで体調が優れず、感受性が死んでいました。感受性って死ぬんだなって思った。あとは異国の雰囲気に緊張していたのもあって、なんとなく一日中ずんよりしていた。でもすごく楽しかったなぁ。

 まずはニューヨークの地下鉄に乗って、ノグチミュージアムへ。地下鉄は空気がどんよりとしていて、湿った臭気があって、しかも座席がペールブルーの軽いプラスチックみたいでびっくりした。SUICA的なカードも購入したのですが、それが反応しなかったりと、心臓に悪い出来事が頻繁に起きた。

 そしてノグチミュージアムからノイエ・ギャラリーへの移動ではじめてタクシーに乗りました。ノイエギャラリーに行きたい!ということが伝わらなくて、焦った。ニューヨークに来て初めて肝が冷えたのはこの瞬間かもしれない……。生きものとして恐怖でした。でも友人のおかげで無事、たどり着くことができてよかった……!あと、タクシーはいわゆるボッタクリをされることもあるそうだったのですが、今回は常識内の価格だったのでそれも嬉しかったなぁ。このタクシーの中で流れていた有線を、日本でもよく耳にする。(それか、同じアルバムか)

 そしてグッゲンハイム美術館メトロポリタン美術館と、なんとか時間内に全ての美術館を回りきることができたのですが、日程に余裕のある方は一つか二つ減らしたほうが良いと思います。でも、初日の勢いがないと、この日程で周りきれなかったかなと思うので良かったです!!ホテルに帰ってから、疲れすぎて身動きが取れなかった。

 

【朝食】

・連れて行っていただいた朝ごはんがとても美味しかった……!先生は「美味しいものは高い」と言っていました。でも後々、本当にそのとおりだなぁと思ったりもしました。あと、コーヒーはあまり飲まないのですが、カフェラテが本当に飲みやすくてびっくりした。サイズは本当に大きかったです。

 

【ザ・ノグチ・ミュージアム】

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・20世紀を代表する彫刻家、とも評されるイサム・ノグチの美術館。

 ノグチミュージアムは、日ざしや空気など、そういったものをとても大切にしている空間だと思った。イサム・ノグチの作品をここまで一挙に見たことはもちろん無かったので、改めてイサム・ノグチのことを知ることができました。

 

【ノイエ・ギャラリー】

クリムトエゴン・シーレ等、オーストリアやドイツの美術品のコレクションで有名。

 私はクリムトが大好きです。画集で齧りつくようにして見ていた作品ばかりが展示されていて、もう夢のようだった。ファンファーレ鳴ってました。実物を見る、という発想がないくらい、なんとなくもう一生見ることも無いんだろうなぁって勝手に思っていたから、作品を見た瞬間に、夢が叶ったんだって感じた。夢を叶えにNYに行くぞ!という気概なんてまったくなかったのに。シーレのコレクションも、色の濃い部分に吸い込まれてゆくような魅力がありました。グッズもたくさん買った~カレンダーとかトランプとかノートとか……。

 

グッゲンハイム美術館

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・かたつむりのようなぐるぐるで有名な美術館。

・作品鑑賞の邪魔をしている!と賛否両論あるみたい。私は小部屋が連続している感覚があって、好きでした。ぐるぐるしていない展示室もかなり広く存在していて、そこで行われていた「故事新编 Tales of Our Time」という企画展もとても良かった。

 

メトロポリタン美術館

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・とにかく広いです。あらゆるガイドにもとにかく広いと記載されていると思うのですが、それでも予想以上に広かった……でかいというか。作品数だけをすごく大雑把な感覚でいうと、美術館で行われている企画展×100みたいな感じでした。

・二階から巡ったほうがいいかな、と感じました。二階のヨーロッパセクションに、いわゆる名画と言われている作品が多く展示されています。(クリムトフェルメールルノワール、スーラ等)私は一階から巡ったので、二階にたどり着く頃には屍のようになっていました。教科書や図録等を何度も何度も見返し、夢想してきた作品たちを目の前にしても「ほんものだー」という感慨しかうまれなくて苦しかった。こんなはずでは……。でもすごい楽園でした。

 ・ボッティチェリ「受胎告知」は、奥まった展示室にひっそりと展示してあったので、見逃さないように注意してください。

美大生のニューヨーク旅行記・一日目

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 2月の下旬にゼミの研修旅行としてニューヨークへ行ってきたので、その旅行記です。殆ど自分用のメモですが……。自由の女神を見ることのないタイプの旅行記になっています。代わりに美術館を多めに巡っています。少しでも、何かの参考になれば幸いです!

 

《1日目》

成田空港

↓(12時間)

ニューアーク空港

↓(タクシー)

ホテル

タイムズスクエアまでお散歩

 

 当日は13時30分くらいに空港に着いて、そこから友人とご飯を食べ、両替をし、3時くらいに手続き開始、17時くらいには羽田を飛び立ちました。

 免税店では、アディクションのアイシャドウと、お父さんへのお土産を買いました。本当はグロスとかも欲しくて、空港内を疾走(?)したのですが、時間がなくて買えなかった……。これは少し悲しい思い出だったけれど、そのぶんNYで気に入るものがあればいいなぁと思いました。

 機内で「君の名は。」「蜜のあわれ」「にがくてあまい」を見たら、酔ってしまって本当に辛い12時間でした。なんだかんだで1時間くらいしか眠ることができなかったので、後々厳しかったです。機内食は、甘辛い唐揚げみたいなものとお米、サラダ、グリコのバニラアイスクリーム。夜食にキットカットハンバーガー等、思った以上にたくさんでてきました。食べきれませんでした。

 

 自分が日本以外の国にいるという実感がまるでないまま、ニューアーク空港へ着陸。飛行機の小さくて肉厚な窓から見える景色に本当にどきどきした。自分の知らない地球がくり抜かれているみたいだった。日ざしの色からもう異なっていると思った。コップに入った水の中に一滴ずつ黄色と橙を混ぜたような、乾いて、殺伐とした空気だった。濃い赤とか青とかのコンテナが山ほど積み上がっているのが空から見えて、後でタクシーのドライバーさんにそれは何なのかときいたら、海が近いからねと言われた。

 空港で諸々の手続きを終わらせ、タクシーでホテルへ。タクシーの車窓から見える景色が今でも印象的で、私の思っている地球とか、土地とかって本当に限られた部分だけを指してるんだなあと思った。自分が友人と会話していたり、電車でスマートフォンをいじっていたり、スーパーで買物をしている間にも、この地では、道路に寄り添うように薄い池があって、それが薄紫色の空を反射させて、背の高い葦が生えていて、広い道路をたくさんの車が走っていて、そういうことの不思議さ、私はそれを知らないし、知らないってことは無いってことだから、たとえば、自宅のベッドの中で、学校でしか会わない知人が学校以外の場所でどんな生活をしているのか全く予想がつかないことのかすかな悲しさとか、今何してるんだろうって遠くの場所を夢想することに、ちょっと似ているような気がして、でも私が知らないだけで、ずっとある、ということが妙に不思議だった。

 

 そして、5時か6時くらいに無事ホテル着。出発前はニューヨークっぽいもの食べよう!と意気込んでいたけれど、そんな気には毛頭なれず。寝不足と時差ぼけで苦しかったのですが、せっかくのニューヨークだし!と、かなり警戒しながらタイムズスクエアへ向かいました。でも、だれもタイムズスクエアがどこなのかわかっていなくて、おもしろかった。看板も大きくてものすごく明るくて、たくさんの人が居て、賑やかだったけれど、おもったよりも興奮しなかった。(疲れていたからだと思います!)

 最終的には、近くのコンビニ?でストロベリーレモネードとサンドウィッチを買いました。機内食がまだお腹の中に残っていて、何も食べたくなかったけれど、口に入れてみました。あまりの疲労に味覚が死んでいたのか、無感動のまま食べ終わりました。

 翌朝、生ぬるくなった薄赤色のレモネードを飲んだら、すごく生臭かった。後で冷やしてから飲んでみたけど、結局生臭かった。でもボトルの底にいちごの繊維が沈殿して、少し白っぽくなっていたのが怖くて、きれいだったな……。

 1日目は、到着が夕方だったので、明日に備えて寝ました。飛行機で1時間しか眠れなかったにも関わらず、まるで眠れなくて辛かった……。(これも時差ぼけの一部らしい)目を閉じて、意識が私の手元から徐々に離れていって、「あ、私眠りそう!」と直前で気がついて意識が覚醒してしまい、最初からやり直し。みたいなことを延々繰り返していました。後は、ニューヨークにいるって実感が無いね、とニューヨークにいながら友人と話した記憶があります。

 

つづく

4月

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    4月になりましたね。私も4年生になりました。実感はまるでありません。まだ授業はじまってないからかな。

 先日、起きたらすごい日ざしが強くて、これは洗濯日和だなと思い洗濯機を回し始めたら、みるみるうちに曇り空になってきて、雨が降り出し、カミナリが落ちてきました。ショックでした。

 最近は、前から行きたいと思っていた展覧会もどんどんはじまってきて、わくわくしています。随分と先のことだな~と思っていたミュシャ展もはじまってしまって、嬉しいような悲しいような複雑な感じです。だからなのか(?)、ブリューゲルバベルの塔が1番楽しみかもしれないです。前売り券も買いました。いままで、グッズ付きの前売り券を買った経験はなかったのですが、キーホルダーがすごく可愛くてはじめて買ってしまいました。ふかふからしいです。