読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

水沢なお より

21歳の詩人の日記

はじめて詩を書いた日

 

f:id:mizusawanao:20160529144003j:plain

はじめて現代詩手帖に投稿したのは、今から二年前のことで、大学一年生だった。

18歳。いままでずっと小説を書いていたのだけど、なんだか行き詰まってしまっていた。そもそも静岡から上京したばかりで、何食わぬ顔で気丈に振舞っていたが、今思うとだいぶ窒息していた。何かにならなくちゃ、という意識が一番強かった時期な気がする。

 

大学の授業?で、冊子をつくることになり、なんでも好きなことを書いていいというから、好きなことを書いた。そうしてうまれたのが「沼津」という作品で、現代詩手帖に投稿し、選んでいただけたけど、これが「詩」なのかどうかは今でも分からない。

正直そのときは、詩を書いた、というよりも、これは詩かもしれない。と思っただけだった。冊子は、見開きに収まる文章量で、という規定があって、必然的に短い文に書きたいことをつめ込まなければいけない、と思って、省いて省いて残ったのが「沼津」という文章だった。

結局、冊子に「沼津」は掲載せず、現代詩手帖へと送った。

数カ月後、現代詩手帖を見ると「沼津」が掲載されていたときはおどろいた。おどろいたし、とにかく純粋に嬉しかった。ちょっと変だけど、安心もしていた。これは「詩」なんだな、という安心感というよりは、これは「良い」んだ、という安心感だった。

だから初めて書いた詩がどの作品なのか、わからないんだけれど「沼津」という作品はとても大事な作品。沼津は、私の母校のある街です。

 

 

写真は、なんかバグってる。

三菱一号館美術館の二階から撮影したもので、ヴァロットン展を見た帰りだった。

いつ見てもバグってる……けど、かっこいい。